フリーリグはあなどれない。
かつては僕も「そこまでしなくてもテキサスリグでおんなじように釣ればいいじゃない」と思っていたのだけど、ちゃんと使えばメリットが大きいと感じ始めた。
ということ前回のヘビキャロ同様、偉大なプロ達のテクニックを参考にして、フリーリグについてまとめた。
これからフリーリグを投げる方、どうぞ活用下さい。
フリーリグのメリット
フリーリグのメリットはズバリ、「中層をゆっくり釣れること」だと僕は思っている。
このリグはその仕組み上、シンカーが着底後「ゆっくり」ワームが落ちていく。これによって浮いたバスに時間をかけてルアーを見せられるのだ。
このことは色々なところでよく言われているのだけど、例えば北大佑選手は次のように語っておられる。
「(前略)サスペンドする個体に、スローにワームを落としていけるのが利点。シンカー一体型のリグよりもスローに見せることができるのが強みです。(後略)」
ルアマガプラス「ウィードエリアに強い「フリーリグ」の使い方を北大祐プロが解説[前編/特徴と使い方]」より
引用元でも書かれている通り、艇王2017ではフリーリグでロクマルを釣ったというから驚きである。
また、アプローチに関するメリットとしては、「着水点から真下にリグを落としやすい」ということも挙げておきたい。
フリーリグについて、以下の動画のなかで深江真一選手が、
ポールやブラッシュパイルにタイトついているときは、ストレートにフォールすることが重要
という趣旨のことを言っておられるので是非閲覧されたし。(4:30頃~)
フリーリグの出しどころ
「中層をゆっくり釣る」必要が高いときなので、魚がサスペンドしている時はいつでも出しどころだと考えている。具体的にはポストスポーン〜秋くらいで、魚がサスペンドしていると感じる間だろう。
シチュエーションとしては魚が浮きやすい場所なので、シェードや縦ストを狙っていくことになるのだけれど、ボトムの変化の上にバスが乗っているときにも有効なはずなので、特に場所を限定せず、中層をゆっくりをキーワードに色々な場所で使っていくといいと思う。
(実際にシェードなどで釣った日の記事です)
他のリグとの使い分け
- テキサスリグ
僕もかつてはシンカーフリーのテキサスで代替できるだろうと思っていた。しかしながら以下の2つは「中層ゆっくり縦スト狙い」において大きなメリットと感じたので、カバーの中を釣る場合でなければフリーリグを使うようになった。
・バレットシンカーと比べてフリーリグ用シンカーの方が真下にフォールさせやすい(縦スト狙いで有効)
・同じ重さの場合でもフリーリグの方がワームとシンカーの距離を出しやすく、ワームをフリーフォールさせやすい)
- ノーシンカー
中層ゆっくりならノーシンカーも当然得意なのだが、水深次第ではうまく操れない(腕の問題、、)ことが個人的には多い。
またボトムの変化を釣る場合にはノーシンカーだと時間がかかりすぎる。
そのため水深と狙いによって使い分けている。
- ヘビキャロ
ワームがボトム付近でフリーフォールする点などフリーリグと共通点が多い一方で、僕としてはヘビキャロはより重いシンカーを使って横に探るのが得意なリグ。
ロッドワーク
ヘビキャロの記事でも書いたのだが、ロッドワークは百聞は一見にしかずと思うので、参考になった動画を置いておく。
フリーリグのセッティング
ライン
テキサスリグなど、ワーム用のタックルと常に兼用しており、16lbだけを使っている。
若干飛距離は犠牲になっていると思うのだけど、根擦れに対する安心感はある。
専用で組むなら12,14lbあたりを使いたいところ。
(ヘビキャロと全く同じ)
シンカー
5,7,9gを使用。下記のものが比較的安価なので使ってみようと思っているところ。
ワーム
ベビーブラッシュホグを使っている。ヘビキャロでもよく釣れるので兼用できるのもありがたいし、テールのピロピロとしたアクションが好み。
フック
ベビーブラッシュホグにはキロフックの2/0をを使用。
ヘビキャロのタックル
おかっぱりの場合には、テキサスやジグを使うタックルと共用するのが便利ではないかと思う。(これもヘビキャロと全く一緒)
僕自身は6フィート10インチのMH、具体的にはダイワのブレイゾン(旧モデル)を使っている。以下は最新のモデル。
まとめ
かつてはテキサスでやり切ってしまうことも多かったのだが、明確な意図をもってフリーリグとを使い分けると、釣れなくても次の一手が出しやすいと感じる。
今後も頭の整理のため、リグやルアーについて記事にしておきたい。