Blue Team

会社員が趣味のバス釣りと映画について書くブログ

『ハンナとその姉妹』アニーホールから10年

アニーホールに続けてウディ・アレン監督のハンナとその姉妹を見た。アニーホールから約10年後の1986年の作品である。ユーモアと男女関係が映画のベースになっているのだけど(これが彼の作品の主なテーマなのだと思う)、今回はそこに姉妹の関係が加わってくる。さらに人生観に関するストレートな描写がなされ、アニーホール以上に厚みをもって心に迫ってくる映画だった。
大人の寂しさと、それを潜り抜けた先の(あるいはそれと同居する)喜びが心に残る。
ラストシーンも意味深長。