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会社員が趣味のバス釣りと映画について書くブログ

初心者的ヘビキャロ考(瀬田川のほとりにて)

ヘビーキャロライナリグ。琵琶湖のおかっぱりでは定番の釣り方だと思うのだけど、せっかちな僕はヘビキャロ特有の「粘る」イメージから敬遠していた。

粘るのが嫌なだけでなく、基本的になるべく岸の近くでバスを釣りたい僕はヘビキャロにあまり魅力を感じなかったというのもあるかもしれない。

が、先日の瀬田川釣行、流石に岸沿いで全く反応がないので、諦めて適当にヘビキャロを投げるとすぐにバスを釣ることができた。

僕自身のヘビキャロ歴2時間程度だが、事前に得ていた先人達のテクニックを参考にさせてもらいつつヘビキャロについてまとめた。少なくとも初心者の方には役に立つ内容だと思う。

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ヘビキャロのメリット

ヘビキャロのメリットは「①ボトムを②簡単に手早く、③フィネスに釣れること」だと僕は思っている。

 

1個1個の要素を補足しておきたい。

 

①ボトム

これは言わずもがなであるが、重いシンカーを使うのでボトムが取りやすい、障害物やハードボトムを探るのがほかのリグに加えて得意である。

 

②簡単に手早く

個人的にはヘビキャロって粘り倒して釣るイメージがあって性に合わないなあと敬遠していたのだけど、Basserを読んで

ちょろい魚

Basser2021年11月号『かんたんなキャロ。』より

https://www.fujisan.co.jp/product/2078/b/2161619/

を釣るリグだと理解してからは、沖を釣る機会があればぜひ試そうと思っていたのだった。

(ここでいうちょろい魚とは概ねエサを追って動き回っており、釣りやすい魚というくらいの理解で間違いないと思う。なお記事中で松本幸雄氏はボトムだけではなく中層も釣っているのであしからず。)

また、プロの動画を見ていると動かし方も意外と大雑把な感じで、手早く効率的に釣れるリグといっていいのではと思っている。

ロッドワークなどは以下の2本の動画がとても参考になった。

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

③フィネス

上で紹介したジェイコブ・ウィーラー氏の動画で何度もフィネスという単語が登場しているように、重いシンカーを使う割りにワームはノーシンカーのような状態を魚に見せることができるので、とてもフィネスなアプローチである。

 

ヘビキャロの出しどころ

ボトムを簡単に手早く、フィネスに釣りたいときが出しどころなので、夏にタフって岸際に魚がいないときがメインではないかと思っている実際に瀬田川で釣れたのもそういった時期だったし。

ただ、ベイトを追って動く魚が増えるタイミングにも良さそうなので、沖でバイトを追う秋もいいはずである。

あとはやはり遠投もできるため、おかっぱりで沖の障害物やボトムの状態を探るときにも出番がありそうだと思う。

実際沖のウィードや、岩?なども簡単に見つけることができた。

あまり季節に捉われず、ヘビキャロでのアプローチが必要と感じた時に使っていくのがいいのだろう。身も蓋もない結論のようだけど。

 

ロッドワークとアワセ

ロッドワークは百聞は一見にしかずで、ぜひ上で紹介した動画をご覧になって欲しい。結構大雑把に動かすのがいいのではと個人的には思っている。

ごく弱いアタリが出ることも多く、バスが離してしまうことも当然あるので、アワセが結構 難しいと思う。動画でもすっぽ抜けたりしていて、難しさが理解いただけるのではと思う。

ロッドワークは大雑把ないものの、アタリに関してはかなりの集中力を要す釣りということになるだろうか。

ちなみにアタリについては草深氏の下記の説明が個人的にはしっくりくる感覚である。

シンカー以上の重みが加わったり操作する感覚の微妙な変化だったりが、ヘビキャロ特有のバイトといえます

草深幸範のヘビキャロ道場 :第4回(釣り人社)より

https://web.tsuribito.co.jp/basser/kusafuka_hebi04

練習あるのみ、といったところだろうか。

 

ヘビキャロのセッティング

ライン

テキサスリグなど、ワーム用のタックルと常に兼用しており、16lbだけを使っている。

若干飛距離は犠牲になっていると思うのだけど、根擦れに対する安心感はある。

専用で組むなら12,14lbあたりを使いたいところ。

 

リーダー

ナイロン12lbを使っている。ナイロンは余り一般的ではないのかもしれないのだけど、ジェイコブ・ウィーラーはナイロンを使っているようなので採用。動画でも触れられているように、ワームを漂わせやすくする効果があるのだろう。

長さは模索中だが、矢引き(=90cm)だとキャストが難しかったので、手のひら1個分くらい短くして、だいたい70cmで使っています。

まあこの手の話って絶対値よりも毎回同じ長さで基準を作っておく(そこから状況に応じて使い分けていく)ことが大事なんじゃないか。

 

 

シンカー

バレットシンカーの14g,21gを使用。

 

ビーズ

余りビーズを勧めているメディアは無いように思うのだけど、これもジェイコブさんが使っているので採用。結び目も守ってくれそうでいい感じです。お守りみたいなもんと思ってますが、そんなに高いものでもないので使っています。

 

フック

上述の通りフッキングが難しいこともあり細軸を使っています。ワームを長く漂わせる効果も高めるため、ナローゲイプがいいと思います。

 

ワーム

僕自身はベビーブラッシュホグしか使ったことがありません。それなりに早く動かすので小さいワームで、適当に動かしてもテールが動くので採用してみました。

 

 

今日のルアー

・リレンジ

・ベビーブラッシュホグ

 

ヘビキャロのタックル

おかっぱりの場合には、テキサスやジグを使うタックルと共用するのが便利ではないかと思う。

僕自身は6フィート10インチのMH、具体的にはダイワのブレイゾン(旧モデル)を使っている。以下は最新のモデルだけど、一応同じ番手があるんですね。知らなかった。2ピースなのも気に入っている。

 

リーダーの長さや身長によるとは思うのだけど、ヘビキャロだけやるなら正直もう少しだけ長い方が扱いやすそうな気がします。

 

 

まとめ

珍しく長いこと書いてしまったが、要するにヘビキャロで魚が釣れて嬉しかったということである。

自分の頭の整理にもなるので、うまく行った釣りなどは今後もまとめてみたい。